結婚はまだなのか攻撃に対処する

家族,親戚,デリカシーのない方々から受ける攻撃をかわす方法について。
よくあるのが「結婚はまだなの?」「子供はまだなの?」でしょう。


うちはtwo body problemを抱えているので,「まだ一緒に住めないの?」という攻撃が最も多いです。結婚したてのころはそりゃもうひどくて,
「結婚しても別居?そりゃみじめやな〜」
「なんで一緒に住まないの?」
「早く一緒に住めるようにならんとねえ」
等々の言葉を投げ掛けられました。


お互い転勤を伴う仕事をしているため,そして勤務地が離れているために,仕事を結婚しても一緒に住むことができないという状態でした。しかし,そのような状態について,夫婦となる私達は合意して結婚するのですし,お互いの家族も理解を示してくれました(ありがたい・・・)。


攻撃を受けたのは,挨拶回りをした時の親戚,そして現場で働くじいちゃんばあちゃん達からです。最初のころは,攻撃を受けるたびに傷を受けて反論していました。
「あなたの価値観から一方的に人を可哀想だと決めつけないで」
「そりゃ一緒に住めた方がいいですけど,そうもいかないんですよ」
「それは私に仕事辞めた方がいいって勧めてるんでしょうか・・・こんなに仕事頑張ってるのに・・・」


まいったなあと思い,結婚している同僚(女性)に相談したら,こんな答えが返ってきました。
「私も子供まだか攻撃がひどいのよ(泣)」
「私は二人目まだかって言われるよ」
・・・つまり,今受けている攻撃に反論しても,まだまだま〜〜〜だ先があると。加えて,彼らにどう反論しても,毎日毎日同じ主張を繰り返されます。


これはいちいち反論していてはこちらの身が持ちませんし,また言われるのか〜という苦手意識が出てきたら仕事に差し障ります。で,彼らを観察しつつ,いろんな方法を試行錯誤して得られた結論は・・・
「相手は,挨拶あるいは話しかけるためのネタとして振っている」ということでした。
そうであれば,対処は簡単です。
挨拶として受け止め,そのままリピートして返す」だけでOKです。


「おはよう」に対して「おはようございます」で返すように,「よう!元気か?結婚まだか?頑張っていい人探さんとね」に対して「はい,元気です!まだですね〜(にっこり)探してるんですけどね」でよいのです。後はそこから普通に仕事の話に進めばOK。
親戚についても同様です。彼らは,年に数回しか顔を出さないあなたに対して情報を持っていません。だから,最初に話しかけるネタとして一般的な「結婚はまだか」をまず使うのです。適当に挨拶として返し,あとは近況でも報告すればよし。


このようなことを考えたきっかけは,id:tsugo-tsugoさんがハイクで書いていたことを見かけたため。いちいち事情を説明しても同情されないし,むしろ相手は気分を害するという主張,全く同意です。

説明しても、謙遜しても、私の本当の気持ちなんかわかりません。たいがいは思いつきで言ってるだけで、そこまで深く相手のことなんか考えてないんです。

私に対して「早く一緒に住まんと」なんて軽く言ってくる人は,その状態になるためには私が仕事辞めないといけないなんて微塵も考えてません。だけどいちいち反論しても相手の気分を害するだけなので,「まあ,心配してくれてありがとうございます(にっこり)」くらいでいいのです。そういう決まり文句を作っておくとかなり楽。


最後に,かわしてはいけない場合のことを書いておきます。
それは,本当にあなたのことを心配してくれている人からの「結婚はまだなのか攻撃」。
私の場合は母でした。母は,私が仕事を一生懸命やっていることを理解していましたし,父一人で家族を養うことの危うさを知っていました(40代前半で父が癌を患い,働けなくなったので)。だから,安直に「結婚したら仕事辞めて一緒に住まないと」なんてことは全く言わず,むしろ何を言われようと絶対に辞めてはいけない,と励ましてくれました。母からの結婚はまだなのか攻撃もたまにありましたが,今の相手を逃がしちゃダメよ〜的なものでした。
そのような理解者に対して,面倒くさいからといってかわして逃げてはいけないかな,と思うのです。そういう味方は現状とできない理由を説明すれば分かってくれますし,現状を打開する策を持ってきてくれるかもしれません。
・・・ま,家族だからといって理解者とも限りませんので,その見極めは重要と考えますが。