お雑煮とおせち

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

お正月はたいてい相方と二人で過ごしています。
相方の実家の習慣に従い、まずはお屠蘇を頂き、きちんと挨拶をしてからお雑煮とおせちを頂きます。相方の出身、長崎県のお雑煮はこちら↓

具は鶏肉、大根、人参、椎茸、菜っ葉、かまぼこ紅白、昆布巻きかまぼこ。椀の底にはぶりの刺身を敷き、できればアゴ出汁で作ります。すまし汁仕立てで丸餅を煮ます。炭水化物、肉系タンパク質、魚系タンパク質、野菜が全て入っている完全食。アゴ、鶏肉、ぶり、かまぼこ、昆布、野菜の旨味が合わさるので旨味たっぷり。具が多いため作るのに手間がかかりますが、贅沢で美味です。


次は私の出身、福井県のお雑煮↓を頂きます。

具は白菜のみが基本ですが、今回はカブも入れました。昆布と鰹節の出汁で、みそ仕立て。丸餅を煮て、最後にたっぷりと花鰹を盛ります。白菜とカブの優しい甘みを味わいつつ、シンプルな鰹風味でお餅を頂きます。とても作るのが簡単(笑)。長崎雑煮に比べれば旨味は少ないですが、やはり故郷の味ですのでしっとりと胃が落ち着きます。


ちょっと異なるバージョンですが、鹿児島風のお雑煮も作りました。
本来は大きな干しえびを使うらしいのですが、おせちの一つとして作った海老の酒蒸しを使用します。昆布出汁に海老を放り込み、白菜、大根、人参、菜っ葉を一緒に煮ます。やはり丸餅を煮て、すまし汁仕立て。
海老の酒蒸しは日持ちしなさそうなので加熱して食べたい、でもレンジでチンはカスカスになってしまってもったいない・・・ということで作ってみたのですが、これが大当たりでした。海老自体の味もまろやかになって口当たりもよく、出汁の味も最高です。一緒に煮た野菜も美味しくなります。個人的には長崎雑煮より出汁が美味しいと思います。本物の鹿児島雑煮はいかなる美味さなのか。。。


ところで、アサイ家のおせちを拝見し、うちでもおせちを記録しておけば良かったと思いました。保存の効かない生ものは食べきっちゃったのです。とほほ。頑張って作ったのにい。