冬を楽しむ


冬は綺麗なもので溢れていると思う。体調が悪いとしんどいけれど,張りつめてキンとした空気は好き。



故郷の雪国で撮った。晴れて日中に雪の表面が融けた次の日の朝には,放射冷却で雪の表面が固く凍って歩けるようになる。全く沈み込まないので,道路を歩くより快適。子供のころはそれが楽しくて,わざわざ雪の積もった田んぼの上を歩いて登校したこともある。ジャンプして強度を試してみたり。で,割れて下層の柔らかい雪の層に足を突っ込み,長靴の中に雪が入っちゃったりして。楽しかったなあ。



金沢兼六園の雪吊り。故郷にいた時は,近所中雪囲いをしていたので,何が珍しいんだろうって見に行くことはなかった。これは,雪国出身者でない相方が遊びに来た時につきあって行った時のもの。
うん,近所よりはるかにお見事(笑)見る価値はありましたねー。



同じく兼六園にて。立派なマツがあって見ごたえあったなあ。


高校を卒業して故郷を離れたので,雪があって困るという経験をしたことがあまりない。楽しい思い出ばかりだ。
友達との雪合戦,スキー,遊びながら雪下ろしや雪かきの楽しさ。
雪の夜の不思議な静かさと明るさ。
舞い落ちる雪の,そして晴れた日の例えようのない美しさ。


雪との思い出には,幸せだけが満ち溢れている。
思い出すと,無性に帰りたくなる。