余裕がないと・・・

今日もいつものように日が暮れるまで外で仕事しておりました。
5時にアルバイトさんが帰り,片付けもすんでほっと一息つき,コーヒーを飲んでいたところ。


ボス「Pさん,ちょっと」
私 「はい,なんでしょう」

ボス「ちょっとチーフ担当課題のあれやってくれない?」
私 「は?ちょっとそれは難しいです,今忙しいし」
チーフ「すまん,ちょっと身内が入院して,明日帰る。1週間くらい帰れないかも。」
私 「・・・あ,はい,そうだったんですか。大変ですね。なんでもやりますよ」


・・・ってつい言ってしまいました。はい。
ええ,無謀だということはよーく分かっています(T T)
ムリ!もうムリ!って精神が悲鳴を上げてます。体力的にもかなり限界です。


でも,仕方ないなと思うんですよー。こういうトラブルはお互い様ですしー。
はうう。突発的なトラブルに対処するために,余力は残しておくべきという経験を積んだと思って頑張ります。


ところで,こういう状況に陥ると,脳がフル回転し始めるのが人間面白いもんだなと思います。
いつもの2倍で処理してる感じ。パニックを抑えて,ちゃっちゃとスケジュール管理し,段取りを考え,人に任せられるところは任せて・・・いつもは苦手なところをがんがん動かしてしまえるのです。いつもの自分のやり方では間に合わないなと察したとき,よく発生する状態です(自発的にはなかなか出せないんですがorz)


自分の実験だったら,信頼のおけるデータが欲しいから。とても人に任せられない,と思ってしまいます。


でもね,よく考えたら。
自分はマネジメントに徹して人に任せ,うまくいってるかチェックに回る方が,何倍も規模の大きい実験ができるのです。誤差が大きくなるというリスクは大きくなります。へたすれば,実験そのものが失敗するかも。でも,それは反復を増やせば,あるいはやり直せば消せるリスクです。


そこまで気づいて,今まで何故こういう発想にならなかったのかと考察すると。
主査が最も多く働くべきである,という風潮が原因かなと思い至りました。決して,頭脳労働ではなく,作業として。
私は勤務し始めて10年,そろそろ中堅ではありますが,年齢的にはまだまだ下層です。
そんな人間がねー。手伝ってくれるって仰るボスやチーフを前に,チェックだけするっていうのは非常にやりにくいわけです。

というわけで,結論。
アルバイトさんの能力を見極め,適した仕事を任せられる術を身に付けるのが肝要!
そのために,いつも信頼関係を作っておくことも重要!

当たり前のことですが,意識してやっていこうと思います。仕事を一人で抱えがちなので。