プレゼンで気をつけていること・・・笑いを取るのは難しい

会議で共同試験について,報告を兼ねたプレゼンをしました。
ある概念を「酒の強さ」に例えて笑いを取るべく,酔っ払いのスライドを一枚入れたのですが,会場は無反応。しくしく(;;)


まあ,非常にお堅い会議だったので仕方ないかなー・・・ああ,でもすべっちゃったよー・・・と懇親会に出席したところ,なんかやたらその一枚のスライドを褒められました。
みんなにやにやしながら笑いをこらえていたそうです。
笑ってくれよう!!!


しかしそこだけインパクトが強すぎたようで,肝心の内容については話題に上がらず。
内容を充実させ,分かりやすく,しかも飽きさせないプレゼンを目指しています。が,難しいもんですねえ(^^;


注意している点:
・誰に何を訴えるためのプレゼンかを明らかにする。
  →一般の方々:
    ・専門用語使わない。
     (どうしても必要な概念なら,1枚スライド使って丁寧に説明。)
    ・写真入れまくる。できるだけ分かりやすく,他の事象で例える。
    ・後半でサプライズを入れる。動画など。
    ・必ず伝えたいことは1つのフレーズにして,最初と最後に入れる。

  →他分野の研究者・同分野の非研究者
    ・専門用語のみ解説するが,くどくど説明しない。
    ・後半飽きてくる頃に写真や動画を入れる。
    ・その研究分野の問題点と解決方法の流れをスムーズに。

  →同分野の研究者:
    ・ほぼ論文。イントロ→材料と方法→結果→考察を淡々と。
    ・見栄えは気にしてもいいけれど,内容重視。時間が余れば装飾。
    ・分野の大きな流れの中で,この研究がどう位置づけられるか。
         

・聴衆を見ながら話しかける。棒読みは厳禁。どうしてもつっかかる部分だけ,メモを入れる。

・言葉に詰まっても,画面を見れば分かるように構成しておく。

・24ポイント以下の文字はできるだけ使わない ← 見えなければどんなに良い内容でも伝わらない。


最近は一般の方々へのプレゼンが多くなり,気がついたら研究者に対するプレゼンで,丁寧に砕きすぎる傾向が出てきました。やりすぎると正確さを損なうので注意しないと。